人生の中で、
「この人には一生頭が上がらない」
そう思う人が、私には三人います。

一人目は、母です。

母は、四度の死産を経験しました。

想像できますでしょうか。
我が子をその腕に抱くことも出来ず、
何度も涙を流し、それでも前を向き、
三十六歳で私を産んでくれたのです。

どれほど苦しかっただろう。
どれほど怖かっただろう。

そう思うたび、
今こうして生きていること自体が、
母の祈りの上にあるのだと感じます。

最近は九十を前に、足も弱り、
入退院を繰り返すようになりました。

けれど、
あの豪快で肝っ玉の据わった母の背中は、
今も変わらず、
私の人生を支え続けています。

二人目は、妻。

何と言っても、旦那が“私”です🤣

家にいない。岡山にもあまりいない。
たまに帰ってきても、またすぐ飛び回る。

しかも、
私の母は「私より私」みたいな人なので、
これまた大変です🤣
(この表現、分かる人には分かるはずw)

そんな中で妻は、
三人の子ども達を育て、
洗濯母ちゃんをし、
町内会もPTAもこなし、
時には和服、時にはねじり鉢巻。

まさに、家族を守る“日本のお母ちゃん”。

誰よりも家族のために動き、
誰よりも我慢し、
誰よりも笑ってくれている。

私は、そんな妻の姿に、
気づけば、
私は何度も、何度も救われてきました。

そして三人目が、玄山英子さん。

十二年前、
「流れる雲よ」の初地方公演で
出会ったご夫婦です。

外国籍でありながら、
誰よりも日本を愛し、
誰よりも日本の美しさを語り、
誰よりも私・武田勝彦を気にかけてくださる方。

小さな身体で、大きな愛を持った、
まるで
“もう一人のお母さん”のような存在です。

十年前、私にご先祖様への感謝と、
供養の大切さを教えてくださったのも、
玄山夫妻でした。

あの日の教えが、
今の私の生き方の土台になっています。

先日、我々夫婦の結婚記念日に、
西宮の浜本夫妻のお店「Salt & Pepper」へ
家族で食事に行かせて頂きました。

そして、西宮神社にも参拝し、
日々の感謝をご報告。

その後、玄山母さんへの感謝も込めて、
ささやかなお祝いを共にさせて頂きました。

人生は、一人では生きていけません。

男はつい、強がってしまう生き物ですが、
振り返れば、
いつも母ちゃん達に支えられている。

だから私は、
世の中のお母さん達に伝えたいのです。

文句を言いながらでもいい。
怒りながらでもいい。
時には泣きながらでもいい。

どうか、元気でいてください。

あなた達が笑っているだけで、
守られている子ども達がいます。

そして、その背中を見て、
「優しさ」を学んでいる子ども達がいます。

母ちゃん達は、
今日も日本を支えているのです。


ー武田勝彦

PS

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