皆さん、こんにちは。
武田勝彦です。
毎年、8月になると
私の出番が少し増えます。
それはきっと
8月という一ヶ月が、私たち日本人にとって
「命」を考える時間だからだと思っています。
お盆にご先祖様をお迎えする。
8月6日、9日には
広島、長崎で起こったアメリカの大罪
「原子爆弾」によって失われた
多くの命に追悼の祈りを捧げる。
そして8月15日には
「戦没者を追悼し平和を祈念する日」として
昭和天皇の玉音放送を正座して拝聴した人々の、
あの夏に思いを馳せる。
そして、子どもたちは夏休み。
普段は離れて暮らす
子や孫が帰ってきたり、
親戚が集まったり
いつもより長い時間、
家族と一緒に過ごしたり。
考えてみれば8月は
一年の中でも珍しい月です。
過去から繋がる「命の元」を想い
目の前の「今の命」を見つめ
そして
未来の「期待の命」を考える。
だからこそ、
知覧で特攻隊資料館の
特任館長を務める私にも
お役目をいただく機会が増えるのだと
思っています。

先日、8月11日の朝。
地元
岡山縣護國神社へ上がりました。
私たちには、毎月11日に
「十一クラブ」としての集会があります。
その始まりは、戦後にまで遡ります。
ビルマ戦線から
生きて故郷・岡山へ帰還された
11人の兵士たち。
戦地から帰った彼らが
戦後の変わりゆく祖国日本を憂い
「母国を、生きて守らなければならない」
そんな思いで集まり始まりました。
その志が後世へ受け継がれ
今も私たちの世代まで続いています。
その皆さんと朝の護國神社へ集まり
静かに英霊に手を合わせ
感謝の誠を捧げました。

この
「手を合わせ感謝する」という行為こそ
もう一度、大切にしなければならない
と思っています。
本来であれば、
毎朝
神様に手を合わせて一日を始める。
仏様に手を合わせて一日を始める。
そんな暮らしが
かつてはもっと当たり前に
あったのではないでしょうか。
けれど今は
男性も女性も忙しく働き
朝から晩まで時間に追われ
手を合わせる時間を持てなくなりました。
便利になるはずだったテクノロジーも
気がつけば
私たちの「タスク」を増やしました。
しかし
もっと大きな理由があるように
私は感じています。
それは
「まず、手を合わせることから一日を始める」
ということを
大人から子どもへ伝える機会そのものが、
少なくなってしまったことです。
神様に感謝する。
ご先祖様に感謝する。
「全ての元」に感謝する。
そして、今日も
こうして生きていることに感謝する。
私は、これは特別なことではないと
思っています。
むしろ
人が幸せに生き
より良い未来をつくっていくための
一番大切な「礎」なのではないでしょうか。

だから皆さん。
このメルマガを読み終えたら
ぜひ一度、地元の神社へ
お参りしてみて頂けないでしょうか。
できれば、子や孫の手を引いて、
周りの方々とともに。
「一緒にお参りに行かない?」
と声をかけてみてください。
大きなことをする必要なんてありません。
鳥居をくぐり、
静かに頭を下げ、
手を合わせる。
そして
「今日もありがとうございます」
それだけでいいんです。
私たちの命は
私たち一人だけで始まったものではありません。
父がいて母がいて
そのまた父と母がいて
数え切れないほどの命がつながって
八百万(やおよろず)の神々に守られ
今の自分があります。
その「元(もと)」に感謝する心を
私たち大人が次の世代へ
手渡していくのです。
それこそが
未来をつくることなのだと
私は思っています。
八月。
命を考える、この時期だからこそ。
皆さんで、もう一度
「手を合わせる日本」
を次の世代へつないでいきませんか。
未来を変える最初の一歩は
そんな静かな祈りからではないでしょうか。
ー武田勝彦
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