こんにちは 武田です。

私はこの20年間
あらゆる仕事で海外へ度々出てきました。
 
海外へ行くたびに
毎回手にするものがあります。
 
「パスポート」です。
 
そして
長年パスポートを使い続けてきて
何度も何度も感じてきたことがあります。
 
 
それは――
 
 
「えんじ色のパスポートは、
私一人の信用でできているんじゃない」

ということです。

海外の空港で入国審査を受ける。
日本のパスポートを差し出す。
すると
驚くほどスムーズに通していただけることがあります。
 
それを最初は
「日本のパスポートって便利だなぁ」
くらいに思っていました。
 
でも、違うんですよね。
 
そこにあるのは、
私の信用ではありません。
私が生まれるずっと前から
世界の国々と向き合ってきた日本人。
 
約束を守り
嘘をつかず
時間を守り
真面目に働き
相手を敬い
誠実に生きてきた名もなき日本人たち。
 
その一人ひとりが積み重ねてくださった
「日本人という信用」を
私はパスポート一冊持っているだけで
使わせていただいているのです。
 
なんと有り難いことでしょうか。
 
 
 
池間哲郎さんが
まさに私が長年感じていたことを投稿されていますので、
一部引用させていただきます。

〜〜ここから池間哲郎さんの投稿〜〜
 
祖国からの恩恵
どれほど助かったことか
 
我が国のパスポートを見る度に
感謝の想いが溢れる。
「この国に生まれて良かった」
と思う。
外に出る度に、いかに多くの恩恵を受けてるかと感謝に溢れる。
先人の生き様や真面目さ・真剣さ・誠実さが今に生きてる。
 
外に出ると良く解る。
同胞のイミグレーション(入国)時は
実にスムーズに進む。
「あんた達は真面目だから」
とか
「あんたの国の人々は大歓迎だよ」
と言われた事は幾度も有る。
 
立場上
異国での動きが多いのだが
どこに行っても
「皆さんは真面目・誠実だから」
「あんたちは約束を守る」
などの言葉を頂く。
 
我が国のパスポート所有率は
「17%」
まで下がってしまった。
 
国民が海外に興味を持たなくなったのか?
外に出ると良い。
いかに祖国からの恩恵を受けてるかが解るようになる。
「赤いパスポート」は大事な宝です。
 
〜〜以上、池間哲郎さんの投稿より〜〜

本当にその通りだと思います。
 
そして考えてみれば
パスポートだけではありません。
 
私たちが今日「当たり前」のように
使っているもののほとんどは
誰かが残してくださったものです。
 
道路だってそう。
新幹線だってそう。
飛行機だってそう。

蛇口をひねれば飲める水が出る。
夜、一人で歩ける街がある。

路上に自動販売機が置いてある。

駅へ行けば、必ず時間通りに電車がやってくる。

落とした財布が戻ってくることさえある。

海外へ出ると、
日本での「普通」が、
決して世界の普通ではないことに
気づかされます。

でも私は、
道路を一本も造っていません。
鉄道を敷いたこともありません。
水道を整備したこともありません。

日本という国の信用を
世界中で築いてきたわけでもありません。

それなのに私は今日も、
先人たちが汗を流し、
知恵を絞り、
歯を食いしばり、
家族のため、地域のため、
そしてまだ見ぬ子孫のために
残してくださったものを、

「当たり前」の顔をして使って来た気がします。

そう考えると、
「ありがとう」だけでは足りないな
と思うのです。
受け取った恩は
次へ送らなければならない。
 
 
私たちもいつか先人になります。
 
100年後の子どもたちから見れば、
今を生きている私たちこそが
「昔の日本人」です。

その子たちが世界へ出たとき、
「日本人なら大歓迎だよ」
「日本人は約束を守るからね」
「日本人は誠実だから」
そう言ってもらえる国を、
私たちは残せているでしょうか。

先人が私たちのために
国を整えてくださったように。

今度は私たちが
未来の子どもたちのために
自分自身の生き方を整える番です。

そして、
次の世代が少しでも幸せに暮らせるように、
自分のできることを一つずつ積み重ねる。

それがきっと、
未来の日本人の「信用」になっていく。

私たちが今享受している豊かさの向こう側には、
名も知らぬ誰かの汗があり、
苦悩があり、
涙があり、
そして、

「子や孫には、幸せに生きてほしい」

という願いがあったのではないでしょうか。

その願いの上に、
今日の私たちは生きています。

だからこそ、感謝して終わるのではなく、

恩を受けた者から、恩を残す者へ。

いつの日か、
まだ見ぬ未来の子どもたちが
えんじ色のパスポートを胸に
海外へ飛び立ったとき、

「日本に生まれて良かった」

そう思ってもらえるような国を残したい。

多くの苦悩に耐え、
涙を流しながらも、
私たちに我が国を手渡してくださった
先人たちのように。

今度は私たちが、
未来の誰かのために。

ー武田勝彦

PS

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